株主

2011年06月30日

水無月繚乱

 

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あの 365夜 から、またさらに同じだけの時が過ぎた。

もう今は、ゼロから始まった心許なさに再び揺さぶられることもない。

涙で醒める午睡の浅い夢にも、苦しめられたりはしない。

蒸し暑い夏の晩に押し殺した憤りは、最高の形で昇華され、

目まぐるしく移ろった秋の日差しの中で探しあぐねた高揚感は、この胸の中にあり、

ふぶく粉雪に前が見えなくなりそうだった迷子の冬を、懐かしく笑い飛ばせる

そして、こんな心地よい春の日々も、いつかはきっと失われてしまう脆さだけを憂う・・・

1826の夜を越え、あの頃は実りのなかった枝が今、花をつけて華麗に乱れ咲いている。

730度目に見上げた異国の空は、哀愁色に染まって果てしなく暮れゆき、

その真下で 「それ」 の波に身を震わせる瞬間が、

狂いそうなほどに、いい。




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