株主

2012年06月30日

唯一息をする水無月

 
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“ どれくらいの罪に どれ位の涙が似合うの?
  私は動かず 唯一 息をしていた ”



住み慣れた東京から、片道切符で上海へ飛び立った
あの夜から、丸3年が過ぎようとした、この日。

ただ息を整えるのも精一杯なほど嗚咽して、
すべてに疲れ果てても、大粒の涙だけはとめどなく溢れた。



“ どれ位の痛みで この痛みは癒されるの? ”


365夜 を過ごす中で抱えていた想いなど、もはや生ぬるく、
730度目に見上げた のと同じ空の下に、今もいるのに。

1096日を迎えるこの時、
悲しみの海底で、もがく力も尽きて、
このまま目を閉じたら、しばらく醒めずに沈んでいたいと切に願った。



“ どれ位の時間が 薄めてくれるんだろう? ”


・・・そんなことは、叶わないけれど。
早く楽にして ≠ 限界はどこまでか未だ見えない

ただ、その瞬間できること、



“ とりあえず今は 唯一 息をしてる ”





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― Imaged by. 『 How? 』 矢井田瞳 ―

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2012年06月22日

端午節は厦門への旅を

 
初めて行ってきます、福建省アモイ。


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地図で見てみたら、こ〜んなに台湾に近いんですね! なるほど…。


台東の花蓮と同じくらいの緯度なんですね。
これはこの時期、暑そうだなぁ。。。


それよりも気になるのは台風ですが。 (笑)
一応、今んとこ、天気予報を見る限りは大丈夫そう?



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世界遺産である土楼景観の美しいコロンス島 の観光が楽しみ♪

福建といえばゴハンも美味しそうだし。
その中でも、特に名物って何なんだろうなぁ〜?

特産品で思いつくのは、まずはやっぱりウーロン茶ですよね。
上海のお茶市場でも買えるは買えるけど、折角だから本場で覗いてみたいところ。



今回、旅立つにあたっては、
いつも仲良くさせて頂いている chinausa さんのブログにお世話になりました。 pandaani197.gif
◆ 『 Walking in China 』 (食事系)
◆ 『 ある日、中国で 』 (旅行記)


それでは、行ってまいります☆



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posted by 蜜 at 04:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅>中国国内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月20日

「TABLE No.1」からまた始めよう。

 
・・・またまた、少しの間ブログを更新できずにおりましたが、戻ってまいりました。
(お気遣いや励ましのメッセージ等を下さった方々、本当にありがとうございます!)


さて。
久々の記事は、どのネタから始めようかな〜と思案したところ、

毎年 6/15 の個人的な記念日に、
その時気になる小洒落たディナー (笑) へ行ってるんですが、
そのご紹介から再開してみようかしら、と。


※ ちなみに、
  2010/6/15 は、新天地 「T8」 ← 蜜的にはココは失敗…
  2011/6/15 は、南外灘 「Hotel Indigo : char Restaurant / Bar & Grill」 でした。



今年、2012/6/15 は・・・


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南外灘のさらに南、老码頭エリアに佇むレストラン 「TABLE No.1」 (毛家園路1-3号×中山南路)へ。


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英国人スターシェフ、Jason Athertonさんのプロデュースなんだとか。


コンクリートがむき出しの、倉庫のような建物だと聞いて向かいましたが、
そこまで荒々しい感じではなく、むしろさすがスタイリッシュ!といった外観でした。

そもそもが、デザイナーズ系ホテル1階のレストランという位置づけなので、

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「TABLE No.1」 の入口ドアを開けると、正面はこんな ホテル ロビー。


入って左が、レストランスペース。

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全体的にウッディな印象の、華美すぎないシックで落ち着いた感じが、とても安らげます。


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偶然ですが、窓際の席! これはラッキー☆


メニューは、創作フレンチ系? と言ったところでしょうか。
『ほぼ地元の食材を使用している』 というのがウリの1つだそうですよ。


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↑こちらのコースは、アラカルトから何品かを集めた構成。 ※画像クリックすると、別窓で拡大表示します。


食べたいメニューが結構含まれていたので、2名用である↑上記コースをオーダー。
それともう1品、どうしても食べたい!と思ってしまった、
TERRINE OF HAM HOCK (78元) を別途追加w



それでは早速、コース開始。

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まずはスナック(野菜チップ&オリーブ)とブレッド。各々に添えられた色んなディップが嬉しい♪


今回はコースなのであまり関係なかったですが、同店ではパンが別料金になります。
お好きな方にはちょっと残念な点かもしれませんね。
それはさておき、付け合わせのミニパテとバジルペーストにワインが進み、蜜は上機嫌(笑)


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続いて、前菜のハマチとエビのマリネ。 それから、メイン1種目:ホタテとチキンのロースト、リゾット添え。


写真左のお魚が、また白の起泡酒に合うんですよね〜♪ ←さっきからそればっかりw
写真右の緑色の粒々、それがリゾットなんですよ。濃いお豆みたいな不思議な味わい。



そして、来ました! 蜜的に、今夜一番のメインディッシュ!!

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TERRINE OF HAM HOCK。


もう、テーブルにサーブされた瞬間、目が釘付けになってしまうほどの大好物。
パテ・ド・カンパーニュ(テリーヌ) ⇒ この時 も食べてます。
みっちりと固められたお肉が、口の中でホロホロとほぐれて旨味を醸し出す至福・・・。
別途オーダーした甲斐のある満足度でした◎



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こちらは、コース内のメイン2種目:
ソースがなかなか美味なサーロインステーキに、ボリューミーなマッシュポテト。



↑このステーキが、どこか和風にも感じる後味なのは、巻かれた長葱(?)の効果?
おかげで、コースの後半になっても割とサッパリ頂ける、日本人にも優しい口当たり。
それに相反して、マッシュポテトの重厚感たるや。。。
けれど、これがまたしっかり美味しいものだから、最後までスプーンを繰る手は止まらず。


もう、パンのおかわりしなくて正解〜と思えるほど、お腹はいっぱい。


・・・と、そこにすかさず、

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食後のデザートが来るわけですね(笑) ヨーグルトゼリーのラズベリーがけと、ホットチョコレートケーキ&アイス。


写真左は、ホントお口直し的な軽さで、程好い酸味が良いアクセントに。
チョコレートケーキの方も、楊梅の実とソースのおかげもあってか、くどくない甘さ。
でも、ちゃんとチョコの濃厚さは堪能できる、バランスの素敵なスイーツでした。


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そして最後に、ちょこんと出される可愛らしいオマケと共に、今宵のスパークリングワインを空けきる…。



* * * * * *



ホテル 1階の 「TABLE No.1」 で、十分に胃が満たされた後は、
ちょっと場所を変えまして。


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同じく1階の、入口ドア右手側にも、バーカウンターは見えるのですが・・・

せっかくなので、もうちょっと奥へ。

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中庭を横目に、1階突き当たりのエレベーターに乗って、3階(客室フロア)まで上がってみると、

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4階ルーフトップへと繋がる階段がありまして・・・・・・



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なかなか広々と気持ちのいいオープンエアのバースペース に辿り着けます♪



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すぐ横は、老码頭エリアで輝くネオン。


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向かいには、ゆるやかに流れる黄浦江と、川沿いに並び建つマンション群の灯り。


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そして、陸家嘴エリアにそびえる高層ビルと東方明珠塔の煌めきまでもが、きちんと目に届きます。



上海に移り住んで、もう間もなく、丸3年の時が過ぎようとしていて。
去年のこの夜 も、似たように南外灘の辺りでディナーを愉しんだのだけれど、
その心持ちは随分と異なったものになってしまった。

1年目、2年目、3年目・・・ みんな、違う。
未来なんて勿論わからないまま、良くも悪くも、それだけ幾つも移ろってきた。

けれど、ずっと変わっていないことが、本当はすぐ傍にちゃんと1つあって、
だから毎年この日を祝う。その温かい事実には、素直に感謝を。



*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*
TABLE No.1
上海市黄浦区毛家園路1-3号(×中山南路)
The Waterhouse at South Bund 1階
Reservations: 021-6080-2918




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